切り出されてから少なくとも75年、もしかすると150年くらい前のものかもしれない、Douglas Fir (ベイマツ)を入手したChrisが、その材から受けたインスピレーションを楽器全体に波及させていき生み出した、この世に1本しか存在し得ない唯一無二の楽器です。
コンセプトは、この世で最も醜い楽器、しかし、だからこそこのSCD4Bが大好きな人間は絶対に一人はいる、その人の為だけのもの、という非常にユニークなものですが、Chrisの人間を知る私からすると、頷けるものです。
通常、このように穴の合いた材は、楽器の振動に予測不可能な要素を持ち込むため、適していないのですが、その特性を逆手にとって、そのコンセプト同様、個性的であるものの、非常に優れた完成度を誇る楽器となっています。
その結果、Soild Bodyにあるタイトなサウンドと、ラミネートボディのバランス感覚を兼ね備え、さらに曲がったところのない、快感を覚えてしまうような、男気溢れる豊かな生鳴りのを備えたサウンドと潔さを有しています。
追従者から牽引する側にまわったChris Benaventeの遊び心と本気を感じる、ハードレリック、”そんな先のことは分からない”1本です。
NECK | 3pc. Maple |
FINGERBOARD | Ebony |
BODY | Douglas Fir Top & Back w/ Alder Core (3pc.) |
FINISH | Chris Benavente Hand Fitted & Polished Hard Relic |
PICKUPS | Benavente Wide & Wide |
PREAMP | Benavente Original 3 Band EQ |