SCB7-YH

スケールの大きい、オープンかつ、Mahogany Bodyならではの独特の色気を含んだメロウな音色が大変好感を持てる楽器です。また、7弦ですが重量もストレスにならない軽さも弾き手としては嬉しいと思います。

Benaventeは工房設立からまだわずか5、6年程しか経っていませんが、今回届いた2本の楽器からは、表面的な美麗さではなく、内面を突き詰めている楽器製作者ならではのクオリティの向上が見られます。

セットアップの技術の高さも向上しており、楽器全体から弾いていて気持ちの良い自然な木の鳴りが多分に感じられるようになったことは良い証拠でしょう。また、徹底的に必要とされる機能に特化した設計された新しいプリアンプと、オリジナルのピックアップがBenaventeの将来をさらに揺るぎのないものにしています。もちろん、以前まで持っていた世界最高峰の木工加工技術による、丁寧すぎるくらい丁寧なコンストラクションにも磨きがかかっています。

今までは単なるデザイン的なものとしてのシングルカットの形態をもっていたと感じられたものが、ダブルカッタウェイではなく、このデザインにすることに確実に意味を見いだせるメーカーになっています。

以前から、このChris Benaventeという製作者の成長には目を見張るものがありましたが、正直、こんなに早くここまで来たか!という感じがします。

NECK 5pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Ebony
BODY Buckeye Burl Top & Mahogany Back
FINISH Benavente Custom Semi-Gloss
Pickups Benavente Wide / Wide Pickup (Buckeye Burl Cover)
Preamp Benavente Original Preamp w/ Buckeye Burl Knobs

Vortex 7-MyR

7弦という楽器はネックの形状から大きくなりがちですが、このVortex7は弾きやすさを最大限考慮して設計されている為、開放弦から26フレットまで、どこを弾いても完璧なプレイアビリティが得られる楽器です。また、細いHigh-F弦やHigh-C弦が細くならないように考慮して設計されたカスタムピックアップが、理想的なバランスの良さをこの楽器に与えています。

ピックアップのレイアウトは、Neck側にWide (Double Coil) Pickup、Bridge側にSlim (Single Coil) Pickupという独創的な仕様になっておりますが、このことにより、例えばNeck Pickupだけで使用すれば強力に太くパンチのある音色が、Bridge Pickupだけで使用すれば澄んだ繊細な音色が、また両方同時に使用すればしっとりとした、木の楽器ならではの、温かい空気感を含んだ色気(上質なプレシジョンベースのようなサウンドでもあります)を持った音色が得られます。

今回同時に入荷したSCB7はNeck Thru / Single Cutにすることの意味合いがはっきり見て取れる楽器でしたが、このVortex7も同様でBolt-onとNeck-thru双方の良さを兼ね備えたSet-Neckの特性を活かしたものです。

金色(こんじき)に輝くMytle Topが非常に美しい、高いレベルでのまとまりが感じられる素晴らしい楽器です。

NECK 5pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Ebony
SCALE 34″
BODY Mytle Top & Alder Back
FINISH Benavente Custom Semi-Gloss
Pickups Benavente Wide / Slim (w / Wide Pickup Cover) Pickup (Mytle
Cover)
Preamp Benavente Original Preamp w/ Macassar Ebony Knobs

SCB6-SqR

楽器フェア用にChris Benavente氏が作成した楽器です。クリス曰く”日本のユーザーの存在を大変有り難く感じています。”と常に語っておりますが、これは現在までにBenaventeを手にしてくださって、真剣に色々なフィードバックをアメリカ本国のユーザーよりもたくさん寄せて下さっているからだと思います。

それら一つ一つが極めて音楽的であるのですが、それは楽器製作者にとって”真に良い楽器を製作していく為”のもっとも大切な要素の一つかもしれません。

この楽器は、ネックとピックアップカバーのバインディングや、他のメーカーが使用していない良質なトップ材からも分かるように、”クリスの日本のBenaventeユーザーに対する感謝の気持ち”が込められている、類い稀な素晴しい楽器だと思います。

Chris Benavente氏もNordstrand氏と同じく33歳と若くありますが、両者ともアメリカではすでに天才と評されており、これから先が最も楽しみなルシアー(楽器製作者)の一人です。

NECK 13 Piece Laminated Aged Hardrock Maple with Koa runners
FINGERBOARD Black Maccasser Ebony bound in Koa with Maple Pinstripe,
Black Mesquite Burl Block Inlays Outlined
with Maple Pinstripe
BODY Mesquite Burl Top & Alder Back
FINISH Semi-Gloss
HARDWARE Hipshot Custom Black & Gold
ELECTRONICS Benavente Original Pickups (Dual Coil Humbuckers)
via JST w/Multi Bound Wood

SCJ5-YH

BenaventeのNew Model’SCJ’です。多方面で精力的に活躍されている素晴らしいベースプレイヤーである西本圭介さんのアイディアで製作された楽器です(詳細はhttp://www.rootwest.com/にてご覧下さい)。

33インチスケールの為、オーダーを受けた当初はLow-Bのテンションやサウンドのことが心配でしたが、いざ完成してみるとそれらは全くの杞憂にすぎませんでした。

33インチスケールであることを全く感じさせない長いサスティーンと、この楽器独特の自然なあたたかみのある太いトーンは、他では得難いものがあります。

近年米国のみならず、ヨーロッパのベースプレイヤーにも注目されているBenaventeですが、この楽器からは、楽器製作に対する熱意や情熱、すこしでも良いものを製作しようという気概が感じられ、ハンドメイドの楽器の良さが感じられます。Benevanteの現時点での特筆すべき点は、その理想的な重量からくるプレイアビリティの高さでしょうし(通常は35″ですが、それが気にならない数少ない弾きやすい楽器です)、またオーガニックなトーンも注目すべき点だと思います。

SLEEK ELITEでは、たくさんのハイエンド楽器を扱っていますので、その中で実感できることですが、Benavente Guitarsの製作者Chris Benavente氏も将来が約束されている有望なルシア-の一人でしょう。

NECK 5 Piece Laminated Aged Hardrock Maple w/ Grahite Inlaid Bars
FINGERBOARD Quatersawn Macassar Ebony w/ Top & Side Maple Dots
BODY Buckeye Burl Top & Honduras Mahogany Back
FINISH Satin
PARTS Hipshot Black Hardware
Pickups & Preamp Dimarzio Dual Coil Pickups with Benavente Preamp

SC5-YH

約半年前に一度入荷したシングルカットモデルとほぼ同スペックの楽器です。

クリス・べナベンテ氏は、30代前半とまだ若く発展途上にあるビルダーかとおもいますが、この楽器を初めて手にとった瞬間に、以前の5弦と比較して1段も2段も上のレベルに引き上げられていることが感じられる、+αのある、彼の成長が感じられる素晴らしい楽器です。たった半年でこれだけ向上の見られることは驚きに値しますし、それは今を持ってさらにより良い楽器を作り続けている、他のKen SmithやFBassに通じるものがあります。

彼は元々相当な木工技術の持ち主であることは分かっていましたが、今回の楽器からは、精緻な加工技術をもっていることだけで無く、彼が”プロの使用に耐えうる楽器”を作り始めていることが伝わってくるものです。なぜ彼がアメリカで非常に注目されている製作家であるかが分かるような気がします。

サウンドは、バックアイ+マホガニーという暖かみのある、アンサンブルで聴いていて”良い”と思えるサウンドに加えて、Benavente独特の元気の良さが感じられるものです。

近年Buckeyeをトップ材に使用するメーカーが少しづつ出てきましたが、その材の希少性から強力な木目を持ったものを見かけることはそう多くはありません。ですが、この楽器は、写真で御覧いただけるような木目のトップ材に加え、ノブやブロックポジションまでBuckeyeで丁寧に製作されているエキゾチックテイスト溢れる楽器です。

NECK 5 Piece Laminated Aged Hardrock Maple w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Buckeye Top & Honduras Mahogany BackBuckeye Blocks
BODY Buckeye Top & Honduras Mahogany Back
FINISH Satin
PARTS Hipshot Black Hardware
Pickups & Preamp AERO Pickup (Buckeye Cover) with Benavente Preamp

SC7-YH

 

NECK 4pc Hardrock Maple w/ Black Ebony Fingerboard
BODY Buckeye Top & Honduras Mahogany Back
FINISH Hand Rubbed Benevente Custom Oil
PARTS Hipshot Black Hardware
Pickups & Preamp AERO Pickup with Benavente Preamp

#682 LG4-SL

多い数ではないものの、優れた製作家と評される人物は世界中にいますが、人間だれしもがそうであるように、 製作工程の全ての分野において完璧なことは稀であり、それぞれの突出した個性と才能がその他の要素を牽引し、素晴らしい楽器足らしめているというのが実情だと思います。

もちろんその才能は一つにとどまらず、これも人間だからこそではありますが、それぞれに連携をみることができます。

Jimmy Coppoloという人物に関して評するならば、これほどの楽器を、ぶれること無く数多く世に送り出している為、それは多岐にわたるのですが、中でも突出しているのが、取捨選択のセンスだと思います。

現代の楽器製作家としては、多弦楽器、特に完全に市民権を得ている5弦のそ需要に応える必要がありますが、彼の場合は、4弦と5弦における需要を的確に見抜き、実践的なプレイヤーが必要とするものを最良の形で盛り込んでおり、それがAlleva-Coppoloというブランドの評価を決定的なものとしている主たる理由でしょう。

NYで培った叩き上げの強さのある努力する天賦の才、という言葉がこれほどふさわしい人間も珍しいでしょう。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Rosewood
BODY Alder
COLOR Sonic Blue (Lacquer)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade

#689 NF5-PB

2009 Winter NAMMで登場したNF5の1本目です。

Alleva-Coppoloに良質の材料がふんだんに使用されていることは周知の事実になっていますが、このNF5は、通常のモデルではサイズの問題があって使用できなかった材を組み合わせて製作されています(その為FInishは、Blackの一色のみです)。

NF = No Frills、つまりオプションなどの選択肢がなく、また、Jimmyが作れるときにしか作らない為、価格がかなり抑えられており、いわゆる廉価版との位置付けになりますが、このスタイルの楽器にありがちな、海外におけるOEMなどの手法を用いず、NeckやBodyに使用される材料はもちろん製作手法、そしてなにより製作を行っているのがJimmy Coppolo本人ということは、非常に大きいことであり、純粋にハードウェアやプリアンプでコストを抑える方向で製作されるだけという、新しい方法によって製作されています。

これは自身の名を冠している以上、製作者としてあるべき責任の所在を明確にするというJimmy流の市場への問いかけだと言えます。
もちろん需要が供給を上回っている場合、 海外などで安く、そして数多く生産する、という方法はビジネスの手法としては、間違ったものではなく、批判の対象となるべきものではありません。

しかし、Jimmy Coppoloは、楽器製作家として自身の道を歩んでいます。

レギュラーラインとの線引きを行っているものの、それらのレベルがあまりにも高すぎる為、エッセンスが凝縮された全く申し分のないクオリティを持ち、また、サウンドキャラクターや、トーンなどは、Jimmyが製作しているのですから当たり前ですが、全く同等のものと言えます。

低価格帯のモデルを市場に送り出すことで、レギュラーのラインの存在意義が薄れてしまうメーカーも少なからずありますが、Jimmyの手法は、彼の楽器同様、顧客への完璧な説明責任を果たしているものと評価できますし、楽器自体のクオリティがその全ての理由となっています。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Maple
BODY Ash
COLOR Piano Black (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Aguilar OBP-3

#731 LG5C-SB

Alleva-CoppoloにおけるFinishの違いに関するご質問を良くいただきますが、Lacquerはトーンにふくよかさが、Polyでは、少しブライトであり、よりストレートに伸びる傾向の音を持っています。

より安定した音のヌケという点では、相対的に後者が優れていますが、独特の温かい質感や手触りなど、1960年代に行われていたLacquer Finishそのものの感覚には、中々抗し難い 魅力があります。

Alleva-Coppoloの最大の魅力は、再生環境に左右されず、良く知られているトーンに、いつも変わらずに、その良さを凝縮したエッセンスを盛り込むことができることであり、それは大きい会場や、聴こえるべきベースラインが、単なる低域に成り代わってしますような環境であればある程その強さを発揮するという点です。

生音でのチェックの時はもちろん、アンプから出てくる一つ一つの音が、強烈というよりも猛烈と表現した方が適切であろう、活きているトーンであり、また弾いていて最初から親しみを覚えますが、5分も触っていれば、自分の音楽人生の大半を一緒に過ごしてきたかのような錯覚を覚える楽器です。

 

#748 LG4D-DB

個人的に最も好みの色であるDaphne Blueが、非常にかわいらしくもあり、美しくもあります。

Jazz Bass Styleは、業界のスタンダードの一つであり、無数に溢れていますが、Jimmyの製作するStandard 4は、本家を凌駕していると確信させてくれる楽器であり、他を寄せ付けない圧倒的な存在感を放っています。

たくさんあるメーカーのどこもが、より良い楽器を作ろうとしていることは間違いありませんが、価格の際も含んだ結果が全てであり、形になって店頭に並んでいる以上は、弾き手にとって、それらの過程は意味のないものとなります。

Alleva-Coppoloという楽器が、どういう場面や環境、そして音楽に対しても、常に正々堂々とした揺るぎない立ち位置を確立できるのは、Jimmy Coppoloという製作家はそのことを強烈に理解している製作家であるからでしょう。

完成度が高すぎることで、失われるものがあるという意見があり、それは決して的外れではないのですが、ちょっとした遊び心との共存により、弾き手が一生つきあえる、またアイデンティティーの確立に貢献してくれるという好例がこのAlleva-Coppoloです。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD Indian Rosewood
BODY Alder
COLOR Daphne Blue (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade