#329 SJJ4-OW

Polyurethaneのソリッドカラーは、常に安定した仕上がりに美しさを持つため数多くのメーカーが採用、また善し悪しにも差が出にくいことが特徴ですが、このDingwallで採用しているフィニッシュは、中でも突出した美しさを誇るものとなっており、それはいわゆる塗装のクオリティを売り文句としているメーカーの追随すら許さない上質なものとなっています。

厳選された材料によって組み上げられた楽器のみが持つあたたかい感覚と、新しさと古さの同居する音色は、場面問わず安定して使える素養に満ちあふれており、その病み付きになる行き届いた配慮には、なかなか他の楽器の良さが見えにくくなってしまうのではないかと思わせてくれるものが多分にあります。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Olympic White
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing

#291 SPJ4-CR

PJ Configrationの楽器は時として、その中途半端さが悪い方向に出てしまう事もありますが、独自のバランサーとエレクトロニクスはこの楽器の為にあるのではないか、これがまさしく正解と思わせてくれる使える楽器となっています。

ネックピックアップのみで完璧な存在でありながら、ブリッジピックアップが、強力な保険として機能します。

すでに数本弾いているDingwallのSuper Jですが、いわゆる、このスタイルの楽器のありがちな個体差=ハズレにまだ遭遇したことがありません。もちろん、全ての楽器が全く同一かとは言えませんが、非常に高い完成度の上に立脚したレベルのものとなっているのは、Sheldon Dingwallの、徹底的な品質管理とこだわりの現れでしょう。

多弦楽器はもちろん、ベーシックな4弦楽器ですら、各弦のテンション感のバラツキがあることも珍しくありませんが、その点この楽器は究極の進化形であると断言できるもので、通常弾く上できついと感じるD弦やG弦(このあたりのバランスをとる為に、ブリッジの駒が不必要に下げられている楽器も楽器店等で良く見かけます)はもちろん、全ての弦が均等に振動、鳴ってくれる楽器がこのSuper Jです。

また、ネックのグリップや、太さなど全ての面で、弾きやすさを最大限追求した結果は、誇張の一切無い、文字通りのストレスフリーです。

精度の高さを誇る楽器は、工業製品としては大きく評価できるものですが、”楽器”として考えた場合、それが音にも反映され、ある意味面白みに欠けるものになってしまう場合もありますが、Dingwallは、そのいずれもが完璧な形で融合されていると感じます。

完璧なるデザインのみならず、おおらかさや温かみ等魅力溢れる手放せない1本です。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Candy Apple Wine Red (Sheldon Red)
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling (PJ Configration)
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing

#170 SJJ4-OW

初入荷のSuper J4です。

Super Jの大まかな特徴に関しては、Catalogページにてご紹介させていただておりますが、仮に丁寧に製作された楽器が最良の楽器であるとすれば、間違いなく世界でも5本の指にはいるような、素晴らしい質感を持った楽器です。

もちろん作りの良さや丁寧さが、楽器の良し悪しの全てを決めてしまう訳ではなく、本質的に大切な部分は他にもたくさんありますが、例えば、フレッティングや、配線関係、塗装などは、特筆すべき点が多々あります。日本の国産の楽器は、それらの点において世界でも最高峰のクオリティを誇っていることは疑いが有りませんが、このSuper Jはそれらを凌駕してしまっている感があります。

例えば、エレクトロニクスを見てみますと、パーツの選択一つを見ても、大変に考え抜かれており、長年の使用において、環境の変化によって劣化するであろう要素を熟慮の上排除していることが分かるのですが、こうした永きに渡って安定して弾ける楽器を製作しようという気概が、ネックの安定感なども含め随所に感じられます。

ジャズベーススタイルのベースを数多く弾いてみると、最近では徐々に改善されて来たとは言え、質の良いハイエンド楽器ほどのバランスの良さを持っていることは未だにそれほど多くはありませんが、その究極的な解決方法を導入されているのがこのSuper Jであると言えます。

Fanned-fret(ファンドフレット)は、見た目からは特異なものを感じられるかもしれませんが、このSuper Jを含めたDingwallにおけるそれは、革新的なアイディアを、独自の卓越したセンスで発展させ、違和感無く弾くことが出来る楽器製作を可能にした、ということだけでなく、弾き手としては、通常ではあり得ないプレイアビリティとトーンを確立しているという、良いことずくめと感じさせてくれるものです。

製作サイドとしては、相対的に大変な精度が要求され、困難も伴う技術ですから、苦労はあると思いますが、プレイヤーサイドとしてみれば、有り難いと感じる要素に満ちており、従来のスタイルの楽器から感じられた不満(例えば、ある”特定の欠点”を解消しようとすると、別の負の要素が発生する等)は殆ど全て解消されています。

アメリカのベース関連のホームページなどで、”もうDingwall無しでは生きて行くことができない”という表現を見た時には大袈裟ではないか、と感じたこともありますが、実際にこのSuper Jを弾いてみると、それもあながち間違いでないことに気づかさせられます。もちろん、逆に、Super Jを弾いてから、他の普通にフレットを打たれた楽器を弾いても、それ自体も違和感は無いのですが、それでもこのSuper Jから感じられるメリットの大きさは認めざるを得ません。

ただし、そこにはやはり、徹底した試行錯誤の上、新しい要素を取り入れたSheldon Dingwallの努力と優れた感覚が大きく存在しており、Fanned-fretを採用しているメーカー自体はいくつかあるものの、Dingwallがその成功例の最たる結果になっている、という事実も付け加えさせていただくべきでしょう。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Olympic White
PICKUPS Dingwall Custom Humcancelling
PREAMP Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing

#843 SJJ5-OW

画期的なシステムを、欠かざるものであり、そこに一切の奇抜さを感じさせない、見事としか言いようのレベルにまで昇華させている、Designer Guitarsを標榜するだけのことはある唸らさせられる楽器です。

アメリカで生まれたJazz Bassは、相対的に体格のハンディキャップを日本人には意図せずに強いている楽器ですが、Super Jは、考え抜かれたデザインと幾多の試行錯誤によって、完璧ともいえる形でそれをクリアしています。

また、Alderは、Bolt-on構造の楽器にとってはベストな選択肢の一つではあるものの、多弦楽器にとっては、あまりアドバンテージを見いだせない材ですが、Fanned Fretと秀逸なデザイン、弦楽器の基本原則に対する深い造詣など、様々な要素をバランス良く内包させることにより、それを多弦楽器においても変わらぬものとし、あらゆる制約から解放させることに成功しています。

NECK 5pc. Maple
FINGERBOARD Morado
BODY Alder
COLOR Olympic White
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang
Hardware Dingwall Original w/ 19mm String Spacing

#876 Z2 5-SMB

一見シンプルな構造ながら、それぞれの素材の良さを十二分に発揮させる為の工夫が随所に見られるZ2です。

DingwallのZ 2は、Sheldon Dingwallの考えるMusicman Styleの楽器に対する解釈の盛り込まれたモデルであり、愛用者の多いその音色の汎用性の高さを見事に拡大させ、そのサウンドは、非常に広範囲に渡る音楽的な構成要素となってくれます。

薄めのネックは、日本よりも厳しい気候のカナダにおいて製作されたものであり、その安定感はこの日本においても変わらないものとなっているだけでなく、Fanned Fret Systemの本家であるNovaxよりもDingwallを成功させている一つの大きな要因となっています。

Dingwallを弾くと、他の楽器が弾けなくなるのではないか?という懸念を抱かれるかもしれませんが、その実は弾けなくなるのではなく、弾きたく無くなる、というのが本当のところです。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Maple
BODY Swamp Ash / Ash (Dual Density)
COLOR Stormy Monday Blue
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 3B

#874 Z3 5-5Q/BJB

職業上、非常に数多くの、異なった楽器を見ていますが、Poly系の塗装の美しさでは、世界広しといえども、このDingwallとAlembicを超えるメーカーは他にはありません。また、その塗装の美しさに言及することが、楽器そのものの素晴らしさを語る上では一切意味のないという共通点を具有しています。

それでも尚、この5A Quilted Mapleに極上の質感を醸し出させていることには敷衍せざるを得ません。
Dual Density Bodyと、Wenge特有の中域と粘り、Fanned Fret Systemによる強烈なバランスの創出の融合によって、アンサンブルに確固たるフォーマットを構築させることは、Dingwallという楽器にとって非常に容易なものですが、これが弾き手自身が感じる以上に良いサウンドと共演者に認識させる大きな理由です。

軽量ながら、生み出されるトーンに程よい重量と、扱い易い洒脱さ、躍動感のある強さを備え、如何様な場面や音楽においても、確実性を与えるDingwallは、約束されたクオリティそのものであると言えます。

NECK 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock
FINGERBOARD Wenge
BODY Swamp Ash / Ash (Dual Density)
COLOR Blue Jean Burst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Glockenklang 3B

#875 Z3 5-CWP

既存の概念やアイディアに挑戦し続け、成功を音楽家に還元し続けているDingwallの独自性やUniquensssを象徴する一本です。

異なったスケールを一つの楽器上で採用するアイディアは古くから存在しており、ピアノはまさにその恩恵を活かした楽器の一つではありますが、エレクトリックベースという楽器に導入し、それを実用のものとするには、不断の努力や、相当の熱意などが不可欠であったことは言うまでもありませんし、どこかで少しでも、疑念や不信感をいだいた瞬間にその全てが終わってしまうものであったでしょう。

Dingwallの楽器をNAMMで私が初めて見、その評価を求めたところ、Ken SmithやGeorge Furlanettoなど、何人ものルシアーがこぞって”凄い”と述べていましたが、それはオリジナリティで勝負することの困難さを皆良く知っているからであり、自分の楽器とは違うからこそ、素晴らしさを良く理解しているようでした。

それぞれの音程に対するベストなスケールを与えるFanned Fret Systemと、やはり相応の理由によって採用しているDual Density Bodyの融合によって齎される膨大なメリットを持つ楽器は、常識を覆し、自ら作り出して来た者によってのみ製作されるものです。

NECK 3pc. Walut & 5pc. Walnut @ Head Stock
FINGERBOARD Birdseye Madagascar Rosewood / Birdseye Maple (Dual Density)
BODY Alder / Walnut (Dual Density)
COLOR Diagonal Candy Whalepool Burst
PICKUPS Dingwall Original
PREAMP Lee Sklar Siganture