#323 BSR5J-T

このBSR5Jは、それぞれの嗜好は異なるのは当然ですが、それでも多くのプレイヤーが共通して’良い音’と認識する存在を、苦労せずに得られる楽器です。

軽量ながらも、どっしりとしたベースらしいキャラクターを持つのは、一見簡単なようで最も難しい、長い自然乾燥を経た材特有のものでしょうし、使いやすくどこでも困る事のない汎用性の高い音色を楽器に与えるには必要不可欠な要素の一つです。

AshとAlderの中間を行く、派手すぎず、地味すぎずという優れたバランス感覚は、アンサンブル、ソロのいずれでも音楽的な役割を果たしてくれるでしょうし、Low-Bも他の弦と同じように響いてくれ、E弦が4弦の楽器のようにしっかり暴れてくれる様は、多くの場面でありがたがられる存在でしょう。

NECK 3pc. Aged Hardrock Maple
FINGERBOARD Morado (Pau Ferro) with M.O.P. Side Dots
BODY WINGS Wild Figured Tiger Maple (Solid)
CENTER BLOCK Figured Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Chrome
ELECTRONICS Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
and Smith Custom J945 “Stacked Coil” Humbucking Pickups

#451 BSR6TNEF-CM

下の方からぐっと押し上げてくるような力強い低域、重厚というよりも濃厚といったほうが適切なミッドレンジ、鋭く差し込むように綺麗に伸びていく高域のブレンド具合は絶品の一言に尽きます。

Body、Neckともにピース数があがる事で明るくなって行く傾向にあり、一般的には硬く感じる音になる傾向にあるのですが、材の持つ力と高い製作技術によって芯があってしっかり聴こえるが、温かくアンサンブルの他のパートを邪魔せず程よく融合する、というKen Smithの真骨頂に満ちあふれた楽器になっています。

弦高を下げる事で、その楽器の持ち味が失われることもありますが、弾き手の好みにあわせてどういうセットアップをしても、一定以上の結果を常に生み出す事ができることが、単体で弾いていても十分に感じられる様は圧巻として言いようがなく、一音単位の細かいグルーブやアンサンブルはもちろん、楽曲全体の方向性、ひいてはステージの終始すらコントロールできる大きく深い力ゆえのものでしょう。

低域のサウンドキャラクターは、共演者はもちろんオーディエンスにも確実な安心感を提供し、中域以上では、上質の弦楽器をアルコで弾いているような表現力に富んだ楽器です。

NECK 5pc. Aged Hardrock Maple & Bubinga w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots (Lined Fretless)
BODY WINGS AAAAA Crotch Walnut Top & Back (7pc.)
BODY CORE AAAAA Tiger Maple
FINISH Hand Rubbed High Gloss Catalyzed Lacquer
over Stradivari Gold Oil
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#268 BSR5TNF-CM (Black Tiger Fretless)

ハイエンド楽器のみが持ちうる”Zing(高域の美しい感じを指します)”溢れるサウンドに加えて、味覚に訴えそうな何とも言えない甘さがとても魅力的なフレットレスベースです。

4弦ベースを弾くような感覚で弾ける5弦であり、澄んだトーンはもちろん、Jacoの出すような音色、ラテンにマッチするベイビーベースや、コントラバスを彷彿とさせる力強く色気のあるサウンドまで、右手を置くの場所や、タッチの加減で様々な音色を生み出すことが出来ます。

NECK 5pc. Aged Hardrock Maple & Bubinga
w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. Side Dots
BODY WINGS AAAA Crotch Walnut Top & Back
BODY CORE Highly Figured Tiger Maple
HEEL CAP Highly Figured Tiger Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
and Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#235 BSR5JC-TR

Ken SmithがNew Yorkで楽器製作を行っていた約20年前に入手し、ストックしていたAlderを使用した最後の楽器です。

十分に自然乾燥を施された材の良さに言及することは、もはや意味をもたないと思いますが、その良さを十分に堪能できるのがこのBSR5JC-TRであり、こういう楽器の存在を知っていると、良質の材の使用にこだわりたくなるのは全く不思議なことではないと思います。

軽妙さと野太さの同居したトーンには説得力があり、慣れ親しんだ、使いやすいタイトな音色を持っている楽器と言えます。

そして弾き心地も不思議と60年代の楽器を彷彿とさせます。

NECK 3pc. Aged Hardrock Maple
FINGERBOARD Quatersawn Morado (Pau Ferro) with M.O.P. Top & Side Dots
BODY WINGS AAA Tiger Maple Top & Back (3pc.)
BODY CORE Alder
HEEL BLOCK Figured Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Chrome
ELECTRONICS Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
with Smith J945 “Stacked Coil” Humbucking Pickups

#401 BSR5GN-FM

低域の解放感溢れる伸び方に感動を覚える楽器です。

WalnutとMapleの組み合わせは王道ではあるものの、その実、本当の意味で良さを楽器に盛り込めているメーカーは少ないように感じるのは、Ken Smithにとってはスタンダード中のスタンダードであり、そのいずれもが他に類を見ない最良のTonewoodであることをはっきりと明示していることを私自身が知ってしまっているからかもしれません。

Ken Smithとしては、Crotch Walnutを使用したBlack Tigerが有名ですが、このClaro Walnutを用いたGNには相対的に’太さ’という要素がより多く盛り込まれているようです。

レスポンスや、切れ味とぬけの良さと安定感、太いLow Mid、散らない低域等、Ken Smithの良さを端的に示しており、もう一つのスタンダードとも呼べる、長い弦楽器製作の歴史の中で、きわめて正しい方向に進んでいる楽器だと思います。

NECK 5pc. Aged Hardrock Maple & Bubinga w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots
BODY WINGS 3A Claro Walnut Top & Back (3pc.)
BODY CORE Tiger Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#413 BB5MW-BW

Bubingaのみが持ち得る、特有の気持ちの良い太い中低域をWalnut Coreがばらつかないようにタイトに纏め上げている印象があります。

当たり前のことですが、エレクトリックの楽器ではあっても、アコースティックの時点で完成していなければならず、その結果、 楽器本体の程よいテンション感がPickupやPreampを介して結びつき、アンサンブルを支える力に直結する充実したヴォリューム感の生成に貢献しています。

ベースとして必要な適切なミッドレンジの存在を常に感じながらも、嫌みのない、そこだけ出過ぎていない大変にバランスの良い楽器は、振り返ってみると、この価格帯でも、どこに連れて行っても必ず結果を残してくれる楽器というものが、一般的には実はそう多くは無いのだという現実において、稀有な存在であると言えます。

NECK 3pc. Aged Hardrock Maple
FINGERBOARD Morado (Pau Ferro) with M.O.P. Top & Side Dots
BODY WINGS Bubinga Top & Back (3pc.)
BODY CORE Virginia Walnut
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#494 BB5MS-GN

品がありすぎずに、程よい存在感と主張をするCocoboloは、優れたExotic Woodであり、Tonewoodの最高峰と呼ぶに相応しい材です。

中低域に重心があり、Cocoboloの特徴がMahoganyと程よく溶け合っています。また、粒立ち良く滑らかな高域は、アンサンブルに過不足のない彩りを加えるものです。

ベースの音色は、細すぎるより太い方がもちろん良いのですが、それも度が過ぎると共演者がやりにくく感じてしまうことがあり、そういう意味でも落ち着いた自然な太さのあるこのBB5MSは、大変に優れた楽器の1本であると評価できます。

上述と反するようですが、Cocoboloは、実は起用法が難しい材でもあります。それはその材の良さにだけ頼っていると、ということですが、Ken Smithでは、常に分かった使い方をしており、元々存在している以上の良さを楽器に与えています。

NECK 3pc. Aged Hardrock Maple w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots
BODY WINGS Cocobolo Top & Back (3pc.)
BODY CORE African Mahogany
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#498 BSR6MS-FM

パッシブの古い楽器のように良く振動し、弦を弾いていることが強く実感できます。

かなりのLow Actionでセットアップされているにもかかわらず、中低域には芯があり、弾き手のプレイアビリティに対する要求と、オーディエンスとアンサンブルが要求する”そこにいるべきベーストーン”の双方を確実に応えてくれる楽器です。

Neckのピース数は、その楽器の音色には大きく影響しないものの、性質や傾向の決定付けにはかなり意味を持っており、Ken SmithがなぜこのMSというモデルを新たに市場に送り出して来たのか、また、彼が楽器製作という行為を通じて伝えようとしている哲学は、このMSというモデルを通じて強く伺い知れます。

デッドスポットとは全く縁のないNeckは、どのポジションを選択してもストレス無く指を運べ(これは譜面を見ながら演奏する際には非常に大きな利点になります)、また、35″の必要性を全く感じさせない明瞭なLow-B弦、4弦ベースの延長線上にある力強いE弦等、良いベースの基本的な要素のすべてを持ち合わせている素晴らしい楽器です。

場面を問わずに、確実な結果を常に求める弾き手の方にお薦めです。

NECK 3pc. Aged Hardrock Maple w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Morado (Pau Ferro) with M.O.P. Side Dots
BODY WINGS Figured Virginia Walnut Top & Back (3pc.)
BODY CORE Tiger Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#471 BSR5EG-FM

見た目だけ良い楽器に高級家具との違いを見いだす事は出来ませんが、音の良さや必要とされるファクターが詰まっているとなれば話は全く変わり、それも必要要素の一つとなります。

Ken Smithでは、材を組み合わせる際に”対比の美”と”統一感”の双方を重視しますが、濃い色のFlame Mapleが、何とも言えない幽玄や色気をこの楽器に与えています。

近年多くのメーカーが値上げを行っていますが、昔から完成された楽器であるKen Smithでは、その点、明らかに見た目でもお客様に納得していただけるだけの楽器製作を行っており、音、弾きやすさ、バランス、見た目、その何れの要素でも弾き手を納得させてくれるプロフェッショナルな楽器はそうざらにはないのではないかと思います。

引き締まって分厚いアンサンブルでもカットする音色一辺倒でなく、経験豊富な製作家によって齎される、多様な表情と深みがあり、Neck-thru構造の良さをはっきりと明示している楽器です。

この価格帯の楽器であれば、良くて当たり前であり、実のところ表現する言葉はあまり無ことは十分に分かっていますが、それでも感動させられてしまう一本です。

NECK 5pc. Aged Hardrock Maple & Morado w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots
BODY WINGS AAAAA Claro Walnut Top & Back (5pc.)
BODY CORE AAAAA Figured Maple
FINISH Hand Rubbed High Gloss Catalyzed Lacquer
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups

#438 BSR5MW-WM

Passiveの古い楽器のように、しっかりと弦を弾いている感覚のある楽器です。

奇をてらったところは一切無く、満足できる正統派の良い音を持っており、Ken Smithの数あるモデルの中でも、アメリカで最も売れている理由を証明するかのごとく、多くの人々のメインの楽器として十分なものをもっています。

密度がこく、それでいてしつこさの無いサウンドは、ベースという楽器がもっとも力を発揮する、アンサンブルにおいて不満やストレスとは縁遠いものとなり、汎用性の高さや普遍的な良さ=スタンダードであることの良さを実感できます。

この5MWをチェックしていますと、Neck-thruと比較しますと廉価設定が為されていますが、”クオリティと価格はまた別問題”と言い切るKenの最初の一言は、未だに変わっておらず、MWやJといったシリーズが予算の問題で選ばれる楽器ではない、ということは良く分かります。

NECK 3pc. Aged Hardrock Maple
FINGERBOARD Morado (Pau Ferro) with M.O.P. Side Dots
BODY WINGS Virginia Walnut Top & Back (3pc.)
BODY CORE Tiger Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups