パッシブの古い楽器のように良く振動し、弦を弾いていることが強く実感できます。
かなりのLow Actionでセットアップされているにもかかわらず、中低域には芯があり、弾き手のプレイアビリティに対する要求と、オーディエンスとアンサンブルが要求する”そこにいるべきベーストーン”の双方を確実に応えてくれる楽器です。
Neckのピース数は、その楽器の音色には大きく影響しないものの、性質や傾向の決定付けにはかなり意味を持っており、Ken SmithがなぜこのMSというモデルを新たに市場に送り出して来たのか、また、彼が楽器製作という行為を通じて伝えようとしている哲学は、このMSというモデルを通じて強く伺い知れます。
デッドスポットとは全く縁のないNeckは、どのポジションを選択してもストレス無く指を運べ(これは譜面を見ながら演奏する際には非常に大きな利点になります)、また、35″の必要性を全く感じさせない明瞭なLow-B弦、4弦ベースの延長線上にある力強いE弦等、良いベースの基本的な要素のすべてを持ち合わせている素晴らしい楽器です。
場面を問わずに、確実な結果を常に求める弾き手の方にお薦めです。
NECK | 3pc. Aged Hardrock Maple w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Morado (Pau Ferro) with M.O.P. Side Dots |
BODY WINGS | Figured Virginia Walnut Top & Back (3pc.) |
BODY CORE | Tiger Maple |
FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |