このような楽器が存在していることはにわかには信じ難いでしょう。
バランスの良さやネックのグリップによる弾きやすさによって、35″を感じさせない楽器というものは今までにもありましたが、本当の意味でそれを感じさせないのがこのSuper J5です。
NovaxのFanned Fret Systemというコンセプトを、Sheldon Dingwallが練り込み、エッセンスを厳選することによって生み出された、絶妙なスケールによって得られるメリットは、非常に大きく、フレット間の距離感を等しくし(左手)、G弦からLow-B弦までのテンション感を統一する(右手)という、従来の楽器ではあり得なかった、全く新しく、別次元のプレイアビリティをもたらしています。
Jazz Bass StyleのBodyとFanned Fretの概念を完璧な形で両立させるため、100近くものアイディアを出したそうですが、その甲斐もあり、よく”手が吸い付くような”という表現は目にしますが、体に吸い付くボディバランスを持った楽器になっています。
弦高を下げると音圧を失ってしまう楽器もありますが、低い弦高でも十分なパンチを備えているため、そういうスタイルのプレイヤーにとってはもちろんですが、逆に、扱いづらいと感じる弦高にしても、通常の楽器とは比べものにならない弾きやすさを持っているため、昔ながらの楽器に慣れている方にとっても福音となることは間違いありません。
エレクトリックベースという楽器が登場してから久しくあり、Jazz Bass Styleはその主流であるわけですが、その1つの完成した形がここにあり、まさに完全無欠の楽器と呼ぶに相応しいものがここにあります。
NECK | 3pc. Maple w/ Walnut Rainforcement & 5pc. Maple@ Head Stock |
FINGERBOARD | Maple |
BODY | Alder |
COLOR | Piano Black |
PICKUPS | Dingwall Original |
PREAMP | Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut |
Hardware | Dingwall Original w/ 19mm String Spacing |