届くのを楽しみにしているのはいつも変わりませんが、特にその期待が高く、予想を遥かに超える素晴らしさを実際に持っていたのがこのAshのSuper J5です。
以前Sheldon Dingwallから、Super J4しか無かった頃に、Ash BodyのOptionの中止を相談された際にSuper J5が出来たら必ず正解だと思う時が来ると答えましたが、その予想はやはり間違いでは有りませんでした。
Ashという材は、比較的その重量が音色に与える影響の大きく、重たい楽器の方が良いという理由を示す場合に於いては好例になりうるものですが、DingwallにおいてはFanned Fretにより、重量の軽減と、充実した中低域という良いベースに不可欠な要素を文句無しに両立させることに成功しています。
その為、5Kgや6KgのAsh Bodyを持つ楽器そのものでは無いにしても、それに比して遜色の無いサウンドキャラクターを持ち、長時間の演奏でも演奏者にストレスを与えることの無い、最良のプレイアビリティをこのSuper J5は完璧な形で並立させており、1970年代後半の楽器のサウンドを持ちながら、軽量な楽器を探しているかたには間違いなくベストな1本です。
良い材特有の柔らかい弾き心地があり、Jazz Bass Styleの楽器のLow-Bが今ひとつという時代を完全に過去のものにしている楽器です。
NECK | 5pc. Maple |
FINGERBOARD | Maple |
BODY | Ash |
COLOR | Natural |
PICKUPS | Dingwall Original |
PREAMP | Glockenklang |
Hardware | Dingwall Original w/ 19mm String Spacing |