開放弦が文字通り解放感であり、他のJazz Bass Styleの楽器とは次元の異なる弾きやすさとバランスの良さを持っている楽器です。
楽器は、セットアップがかなり重要で、このさじ加減1つで、良くも悪くもなってしまいます。DingwallのSuper Jでは、各弦にバラツキのないFanned-Fret Systemを採用する事によって、楽器のセットアップにかなり幅をもたせることができ、結果、スイートスポットの存在する範囲も相対的にかなり広がっています。
Morado指板のSuper Jと比較しますと、やや線の細い印象を受けますが、切れ味鋭く、タイトで粒立ちの良い、はっきりしたサウンドは、Maple指板でないと得られないものです。
オリジナルのSJ Mach IIピックアップとロータリーセレクターのコンビネーションは秀逸であり、また、Active / Passiveでもかなり違ったサウンドを生み出すことができ、またそのいずれもが音楽的に使えるものであるため、Versatile Instrumentsと呼ぶに相応しい楽器となっています。
強い癖は無いものの、信頼できる確実性と安定感を伴った主張をし、ジャンルを選ばずにフィットしてくれるサウンドキャラクタ-と、良い70年代のJazz Bassのようにオーディオ的な歪みを持っている、自由な表現を可能にする楽器です。
NECK | 3pc. Maple & 5pc. Maple@ Head Stock |
FINGERBOARD | Maple |
BODY | Alder |
COLOR | Candy Apple Wine Red (Sheldon Red) |
PICKUPS | Dingwall Original |
PREAMP | Aguilar OBP-1 with Active Boost / Passive Cut |
Hardware | Dingwall Original w/ 19mm String Spacing |