#455 LG5-PB

一見、同スタイルの楽器とそう変わらず普通の楽器のようですが、触って驚き、音をだして驚愕する雰囲気のある楽器です。
4弦の感覚をそのまま5弦にもちこむことは、特にJazz Bass Styleの楽器には求められる事ですが困難を伴うことは良く知られています。しかし、それを苦もなく成し遂げてしまっているのが、Alleva-Coppoloです。
Ken SmithのLow-B弦のイントネーションの良さに比肩し得る数少ない楽器であり、No EQでも十分に欲しい音が出てくれる膨大なポテンシャルを秘めていることも瞬時に理解でき、4月に入手した私自身のLG5も最初はこういう感じだったことを思い出させてくれる楽器です。
Alleva-Coppoloは、かねてよりこの日本のメーカーでは作れない、もしくは出てこない楽器だと感じていましたが、このLG5を通じてその理由が漠然とではありますが、徐々に見えて来たように感じます。
バランス良く、安心できる楽器作りの難しさは重々承知していますが、楽器作りとは本来こういうものであり、こうすべきなのではないかと真剣に考えさせてくれます。
奇をてらうことなく、真摯に情熱を傾けて最良の楽器を製作しているのが、Jimmy Coppoloです。

NECK 1pc. Hardrock Maple
FINGERBOARD African Rosewood
BODY Alder
COLOR Piano Black (Poly)
PICKUPS Alleva-Coppolo Homemade
PREAMP Alleva-Coppolo Homemade