良質のJazz Bassのサウンドという表現を通り越して、もはやそのものとも言えるトーンを持った楽器であり、中でもとびっきりの当たりという感じがします。
Vintage楽器はサウンドは素晴らしく、他では得られないものですが、例えばネックが不安定だったり、ネジ1本の締め方で状態やその音色が変わってしまうものがあります。しかし、この楽器には新しい楽器ならではの安心感があり、そのサウンドと相まって完全にFender Vintageの代わりが務まる楽器だと思います。
このJV4-DBも含めてCelinderが作る楽器が、いかにしてこのスタイルに於ける最高峰に到達出来るかを考えてみましたが、それは昔Fender社が行っていたことを、そのまま自らの手で行っているからかもしれません。
VintageのJazz Bassのサウンドのみならず、ネックを抑える右手からもそれらが持つものと同じ感触や振動が伝わってくるのは、とても不思議なことですが、これもセンス溢れる製作者Chris Celinderが、細部にわたるまでこだわり、納得の行くまで決して出荷をしないからかもしれません。
NECK | 1pc. Quatersawn Maple |
FINGERBOARD | “Rio” Rosewood |
BODY | Danish Alder |
COLOR | Daphne Blue |
PICKUPS | C4JB |
PREAMP | CP3A |