まず5弦で35″スケールながら、それが気にならない弾きやすさと、音の質感の良さに驚かさせられる楽器ですが、やはりChris Celinder氏が楽器製作家である前にプレイヤーであることが大きく貢献しているのだと思います。
その精悍なルックス同様、立ち上がりがとても早くスピード感がありつつも、木の楽器の良さを活かしたクオリティの高い、音楽的なサウンドには特筆するものがあります。
CelinderのVintageとUpdateの各モデルには、Passive Pickupsを、Passive Mode抜きのActiveのみで使用したときに最高の音環境が得られる設計のCP-III A プリアンプが搭載されていますが、指弾きの時はパッシブならではの中域の丸みと甘みがあり、スラップ時にはアクティブの良さが感じられるものになっています(この楽器を使っていただいているプロの方にコメントをいただきました)。
Low-Bも他のG~E弦と全く変わらないバランスの良さ、と散らないサウンドを持っており、プロのシビアな環境においても何の躊躇もなく使える、
Fenderのコピーモデルにありがちなものを軽く超えている、作り物ではない音を持った楽器です。
Neck | 1pc. Aged Birdseye Maple |
Fingerboard | Aged Birdseye Maple |
Body | Denish Ash (Piano Black) |
Finish | High-Gloss Acrylic for Body, “Vintage-oil” tint Acrylic & Satin Feel for Neck |
Hardware | Chrome |
Electronics | Celinder CP-IIIA preamp with Celinder C5JB Pickups |