4A Tiger MapleとAlderをボディウイングに使用したこの楽器を弾かれた方のだれもが、まずトーンの良さに気付くと思います。1996年にはじめてケンスミスの”J”モデルが登場していらい約7年程経過していますが、このJCはJを製作していく過程で培われた技術や経験の集大成とも言える本当に良い楽器です。パンチがあり、かつ良質のフェンダーのみが持ちうるトーンの色気など完成されたフェンダースタイルの5弦がこの楽器です。
特筆すべきはネックの良さで、3ピースネックながら1ピースネックでしか得られない鳴り(親指に伝わってくる振動が1ピースネックの”それ”です)をもっています。
また太めのネックながらとても弾きやすいのもこの楽器の良いところです。
35″や36″の楽器でも決して得られない程強力なLow-B(他の1~4弦に関してはもはや言うまでもありません)の安定感も驚異的ですが、これも他の一般的なメーカーでは決してあり得ない、長い間時間をかけて自然乾燥をほどこされた良質なネックのみを使用するケンスミスならではでしょう。
NECK | 3 Piece Laminated Aged Hardrock Maple w/ Reverse Headstock |
FINGERBOARD | Quatersawn Morado (Pau Ferro) with Mother of Pearl Top & Side Dots |
BODY WINGS | 4A Tiger Maple Top & Back |
CORE | Alder |
FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Vernish over Stradivari Gold Oil |
HARDWARE | Chrome |
ELECTRONICS | Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit and Smith Custom Bass J945 Pickups |