良質の材料を用いることは絶対条件ですが、それだけでは決して得られることの無い、高い製作技術や練り込まれたコンセプト、そして行き届いたセットアップなどが融合することによって生じる、パスタでいうところのアルデンテに例えられる弾き心地とトーンを持った楽器です。
Sheduaは、ジャズベーススタイルではない楽器を製作しているメーカーには、最も使われている材の一つですが、それはやはりこの材が最良のTone Woodの一つであるからに他ならず、シンプルながらも、光沢や木目などといった要素も、多くの人の感性にマッチするからでしょう。
PLEKによるスキャンは、それぞれの楽器やメーカーの調整の精度を暴露してしまうだけでなく、一体何を目的としているかや、どういう弾き手を想定しているかなど、あらゆることを、大袈裟に言えば、白日の下にさらしてしまうわけですが、Ken Smithは、正々堂々とあらゆる場面で勝負できる、言い訳する必要の無い、誤摩化しとは無縁の楽器と断言できます。
19mm Wide PitchのKen Smithは、Kenが、専用のピックアップを設計し、その位置すらも独自のものとしていますが、それらが表すように18mmのものとは違った弾き方などを要求しているように感じます。しかし、その事が理解できれば、常にアンサンブルの指針を、暗い海を照らす灯台のようにバンドメンバー全員にはっきりと提示してくれる楽器です。
| NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Shedua w/ Graphite Inlaid Bars |
| FINGERBOARD | Macassar Ebony with M.O.P. Side Dots |
| BODY WINGS | Flame Top & Back (3pc.) |
| BODY CORE | African Mahogany |
| FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
| HARDWARE | Black |
| ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |