Jazzの批評の中には、エレクトリックベースによる演奏をJazzと認めない風潮もありますが、にもかかわらず、最高の評価を長年に渡って得続けている数少ない演奏家がSteve Swallowです。
Citronは、エレクトリック楽器であっても十分にストレートアヘッドなJazzにおいて通用するということを革新させてくれるものであり、 Steve Swallowという稀代の演奏家/作曲家は、まさにその体現者に他なりません。
Harvey CitronとSteve Swallowのコラボレーションはすでにながいものとなり、彼が現在弾いている楽器は、その第4世代になっています。
このCB5 Customは、 その第2世代と同一のものとなっており、初代と現在のAEの橋渡し的な存在となっています。
スペックとしては、36″ Narrow Neck、Honduras Mahogany 1pc. Body & Neckということで、Steve Swallow氏の求めるスペックのほとんどをすでに持ち合わせており、他のAEと比較してみることで、いろいろ興味深い事実が浮かび上がってくるように 感じます。
Harevyの作るピックアップは、本人の人柄を反映したかのごとく、温かく深みのあるトーンを演出しますが、このCB5に搭載されているピックアップ は、この楽器に合わせてアルニコ磁石と、独自のワイヤリングで製作されており、それもこの楽器の個性の確立に貢献しているように思われます。
サウンドは、往年の銘記として知られている1つのピックアップを搭載した楽器のようでもあり、Mahogany Neckの古い楽器のようでもある、何とも味わい深く、琴線に響くものとなっています。
NECK | 1pc. Aged Mahogany |
BODY | Flame Maple Top & 1pc. Mahogany Back |
COLOR | Amber Burst |
FINGERBOARD | Rosewood |
PICKUPS & PREAMP | Citron Original Magnetic &Aguilar OBP-1 |