プラグインする前のアコースティックの質感の柔らかさは、大変気持ちの良いものがあり、それがアンプを通した状態でもしっかりと維持され、かつ、古いソリッドボディの楽器のような出音を持っている、世界最高峰に位置する4本の弦が張られた、誰もが良いと思う、好みを超越する楽器です。
見た目にも十分すぎる材ですが、本当の意味で、この材が良いということは、持った瞬間に如実に伝わってきます。
フォーカスされた音は、太すぎず、丸すぎず、鋭すぎず、堅すぎずと、全てに渡る中庸であり、またそれが中途半端にならず、異様なまでに高い完成度をもっており、究極という言葉はこのBB4FE25、Fusion Eliteの為にあるのかもしれません。
いわゆるAnnivarsary Modelと呼ばれるもの中には、見た目の豪奢さにのみ重点が置かれているものがあり、それはそれで存在意義としては十分かもしれませんが、このFusion Eliteを、しっかりどんな場面でも使える楽器に仕上げているところは、Ken Smithらしいと感じます。
Ken Smithは、決して安価な楽器ではありませんが、相応の対価を払ってくださるお客様に対する感謝の気持ちを強く感じるメーカーです。これは、私がKen Smithを扱わせていただいて以来、ずっと感じているものですが、さらに強いものがこの楽器にはあります。
NECK | 7pc. Aged Hardrock Maple & Bubinga w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Macassar Ebony with Abalone Top & Side Dots |
BODY WINGS | AAAAAA Tiger Maple Top & Back (7pc.) |
BODY CORE | Western Quilted Maple |
FINISH | Hand Rubbed High Gloss Catalyzed Lacquer over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |