Ken Smith Design Brooklyn

UNIVERSAL DESIGN 

Ken Smith Design Brooklyn 真に優れた楽器は、抽象的な表現でもありますが、人間味に溢れた、完璧さの中の一点の隙が感じられるものであり、その両者の絶妙なバランスの上に立脚したものが、長い間に渡ってパートナーとして活躍してくれる大きな理由だと考えます。

そして、日本の工房や製作家の製作する楽器の精度の高さは、数多くの海外製ハイエンド楽器が持っているそれを凌駕するものも少なくなく、それらは音楽に対する表現の手段たる、道具としては申し分のないものですから、相互の融合を明確なコンセプトをもって結びつける楽器というのが、このKen Smith Design Brooklyn です。

SLEEK ELITEは、海外製のハイエンド楽器をご紹介させていただくことを主な業務としており、それらは製作者がこの場にいなくとも、何かを伝える事ができる強力な力を持つ、”本物”と呼ぶに相応しいものであり、大げさと感じられるかもしれませんが、それらは人類全体の遺産ともいえるものですから、Ken Smith Design Broolkynという楽器を通じて、獲得した知識や経験を自分だけのものではなく、少しでも多くの方々に共有していただければと思っています。

プレイスタイル、音楽観などは十人十色であることが普通であり、自然でもあります。また、弾かれる方の身長や体格も、様々であり、これが楽器との相性を決定する要因になると思いますが、Ken Smith Design Brooklynは、エレクトリックベースのユニバーサルデザインを指向して製作されています。

Ken Smith Design Brooklynの特徴

  1.  楽器の善し悪しに関わる最も重要な”材”については、日本国内で調達するという場合、どうしても妥協せざるを得ない、というのが実情ですが、Ken Smithという世界でも最高のウッドストッカーの協力により、弦楽器の命とも言えるネックと指板にKen Smith自らが厳選したものを使用しており、これはKen Smith USAで使用されるものと同じ品質の材となっています。
  2.  楽器の加工に関しては、T’s Guitar様にご協力いただいております。定評のある日本屈指の優れた技術力は、楽器をご覧いただけば一目瞭然です。
    T’s Guitar様のWeb Siteはこちら>> http://www.guitar-shop.co.jp/
  3. アメリカ生まれのジャズベースというスタイルは、エレクトリックベースという楽器において一般的ではありますが、アメリカ人の体躯は世界の中でも突出して大きく、その需要に合わせて生まれたものと言え、平均的な日本人の体格からはスタンダードなジャズベースですら理想的ではない可能性がある、と考えています。その為、Ken Smith Design Brooklynには、日本人の体によりフィットしやすい工夫がなされています。
  4. 現在では、1つのライブやショーを通じて楽器の持ち替えということも珍しくありませんが、様々な状況や音楽のスタイルに対応できる強さを楽器に与えており、汎用性の高い音色を持った楽器作りということも重視しています。
  5. Ken Smith等に代表されるハイエンドベースの良いところの一つに安定したクオリティ、というものがあります。SLEEK ELITEでは、その概念をこのKen Smith Design Brooklynにも持ち込み、私の方で、楽器の個体ごとのカスタムピックアップの採用や、最終セットアップを施させていただいております。これにより、はずれの無い均一なクオリティ、一定水準以上のクオリティを持った楽器を送りだすことを目的としております。

Sound Sample by Melvin Lee Davis≫GO

Ken Smith Design Brooklyn BR664 

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Ken Smith Design Brooklyn 725

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Ken Smith Design Brooklyn BR665

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Ken Smith Design Brooklyn 675

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Ken Smith Design Brooklyn BR615

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Spec

HEADSTOCK

HEADSTOCK音色に適度な中域による抜けの良さを与えるのと同時に、最適なボディバランスを生み出す、Hipshot社製ウルトラライトチューナーを採用しています。

Tone Wood

Tone WoodKen Smithによって厳選されたTone Wood (楽器用の優れた材) を採用しています。国産のメーカーでは通常使用できないほど長期の自然乾燥を施された良質の材です。

NECK

NECK ネック材は、Ken Smithが通常レギュラーラインとして自社の楽器に使用しているものと全く同じものを使用しております。

この定評ある美しい良質の木材の採用は、紛い物ではない深みのある独特の”鳴り”をもたらします。

FINGERBOARD

FINGERBOARD FINGERBOARD

指板材もKen Smith社の方で十二分に自然乾燥を施されたものを使用しております。

60年代テイストの楽器ですと多くは、 Rosewoodを使用しておりますが、ある条件を満たした木材は、Brazilian Rosewoodにきわめて近い音質を有するため、Ken Smith Design Brooklynではその条件に基づいたEbony材を採用しております。

Maple指板に関しても同様で、強度と音質の双方を両立させるための要件を満たしたもののみを使用しております。

BODY

BODY BODY

Alder、及びAshをそれぞれ採用しております。オーソドックスな材ですが、間違いの無い材です。それぞれ適度な重量バランスをもっており、経年変化を考慮して厳選されたものを使用しています。

PICKUPS

PICKUPS PICKUPS

ピックアップは、幾多に渡る試行錯誤やディスカッションを経て製作されたKen Smith Design Brooklyn Original、及び、Nordstrandによるカスタムピックアップを採用しております。

多くの製作家やプレイヤーの方がこだわるように、ピックアップは楽器のキャラクターを決定する大きな要因の一つです。

その為、Ken Smith Designでは複数種類のピックアップをご用意させていただき、楽器ごとに最適なピックアップを時間をかけて組み込むようにしています。これによって、外見は同じでも全て個性のある楽器となります。

微細なセットアップの加減と合わせて、均一なクオリティとアイデンティティを有する楽器作りを行う体制をとらせていただいております。

CONTROLS

CONTROLS CONTROLS

プリアンプ部には、Audere AudioによってKSD Brooklyn用にカスタマイズされたものを採用しています。

Audereの大きな特徴としてゲインコントロールをピックアップごとに可能にしているというものがあり、これによりピックアップごとの特性に合わせた微調整を行っています。

BRIDGE

BRIDGE Hipshot社による弦間19mmのVintage Bridge Style ‘C’、及びStyle ‘B’を採用しています。弦交換を容易にするクイックリリース構造を持ち、また表・裏通し両方に対応しておりますので、好みや弦の特性によってつかいわけていただく事が可能です(弦の巻かれる長さの差異が、音色やニュアンスに変化を与えます)。

FINISH :

FINISH 音質と耐久性にこだわった結果、Urethaneによるフィニッシュを採用しております。


Al Turner with his Ken Smith Design Brooklyn
Al Turner with his Ken Smith Design Brooklyn

ハイエンド楽器には製作者の努力や経験、それらを実際に使用する素晴らしいプレイヤー達のフィードバックが盛り込まれています。そのような、通常では得難い工場生産品とは異なった楽器が持つニュアンスと、最も大切な要素である真に良質の材を使用することによるMojoを、このKen Smith Design Brooklynを通じて知っていただけましたら幸いです。