カテゴリー: Veillette Guitars Sold out

通常のMark IVに様々なオリジナルのアイディアを盛り込み、大変に高い完成度を誇る楽器になりました。

オーダー前に、最終的に持つべきサウンドが決まっていた楽器であり、その一点に向かう為に、ボディ厚の変更、サウンドホールの形状、特殊フレットの採用等々、数多くのアイディアを盛り込みましたが、その結果出来上がって来た楽器は、”雰囲気”にあふれる素晴らしいものでした。

これもJoe Veilletteが、楽器製作のポリシーとして、特定のモデルを続けて製作する、というよりも、１本１本の楽器、それぞれと会話をするように、常に真摯な態度で楽器と、また弾き手のリクエストに向き合いながら製作するルシアーだからでしょう。

FINGERBOARD	Wenge
BODY	Spruce Top w/ F-Hole & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Deep Blue)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original

Mark IV 6 Stringのカスタムモデルです。程よいテンション感とバランスによって、弦の振動が指先にしっかり伝わり、それがネックはもちろんボディも含めた楽器全体の鳴りになっていることが良く分かる楽器です。

Veilletteは、元来エレクトリックベースでありながら、コントラバスのフィールも多分に備えている楽器ですが、そのコンセプトをさらに推し進め、よりそれらしい質感を与える為に、サウンドホールやピックアップの位置など、度重なるディスカッションを行った結果の発案が、このような素晴らしい楽器を生み出す結果となりました。

オーダーに際して、様々なリクエストを出しすぎることが、中途半端な楽器の生成に繋がってしまうこともあるのですが、Veilletteは、その豊富な楽器製作経験を最大限活かし、いつも必ず完成度の高い楽器としてまとめあげてきます。もちろん、そのいずれもが驚くような素晴らしさを有していることは言うまでもありません。

指板上のどこを弾いても均一なトーンを持ち、それは右手のピッキング位置を変更するだけで、様々な”使える”キャラクターを持ったサウンドへと変化します。

FINGERBOARD	Ebony
BODY	Spruce Top w/ F-Hole & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Charcoal)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse

トーンコントロールと、マグネットとピエゾピックアップ双方のバランスだけで、様々な音色を作ることができる、アコースティックフィール満載の楽器です。

サスティーンが長く、温かみのあるトーンは、時にはコントラバスのようにも、ラテンで使用されるベイビーベースのようにも姿を変えてくれます。

もちろん、弾き手が望めばエレクトリックのフレットレスベースとしても機能してくれる楽器ですが、これはやはり製作者のJoe Veilletteの豊富な経験によるものでしょう。

FINGERBOARD	Morado
BODY	Quilted Maple Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Smoke)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse

アメリカでは、Veillette = Baritone Guitar製作の第一人者としてその名を良く知られており、クオリティの高さは他の追随を許さないものがあります。

それは彼がミュージシャンの視点から楽器を製作しているからでしょうし、現在もプレイヤーとしてプロ活動をおこなっているので、そこから大きなフィードバックを得ている為でしょう（最近もSteely DanのWalter Becker氏と共演していました）。

ホロウボディ構造の楽器におけるハウリングの問題を完全にクリアしたMark IV Designや、試行錯誤の上採用したスケールとBody Balance等特筆すべき点は枚挙にいとまが無く、オリジナリティを模索すべきミュージシャンにとって強力な武器になるでしょう。

FINGERBOARD	Wenge
BODY	Flame Maple Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Charcoal)
PICKUPS	Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse

Flame Maple TopとAmber Finishの組み合わせがとても美しく、いつまで弾いていても飽きのこない素直なサウンドを持った楽しい楽器です。トーンは、丁度Bill Evansとの共演や、The Gadd Gangで素晴らしい演奏をしているEddie Gomez氏のそれを彷彿とさせるもので、JazzやBlues、ひいてはR&B等様々音楽において大活躍してくれそうな楽器です。

また、VeilletteのFretlessに共通していることですが、ピッチがかなりとりやすく、弾いていて音をはずしてしまう感じが全くしないのも、なにか力を感じます。

真に優れた楽器製作者の作る楽器、とはまさにこういうものであろうことが伝わってくる素晴らしい楽器です。

FINGERBOARD	Pau Ferro (Fretless)
BODY	Flame Maple Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Amber)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse

2nd Pickup、Spruce Top、24th Fret仕様とオプションをいくつか加えた楽器です。この楽器のオーダーに際しては、さらなる理想の楽器としての要素をいくつか盛り込んでみたものですが、Veillette GuitarsのWeb Siteでご覧いただけるような、様々なカスタム楽器を製作しているVeilletteならではの、文句の付けようのない非常に高い完成度を誇る楽器に仕上がったと言えます。

写真で、この楽器の持つオーラをお伝えすることが可能かどうかは分かりませんが、この楽器の持つサウンドと同じように、そこにあるだけで雰囲気のあるもので、Charcoalという色にも関わらず、光っているように感じます。

この楽器を実際に弾いてみると、他のVeilletteの楽器同様、大変な深みを感じることが出来、弾き手の想像力を存分に刺激します。

Spruce TopのVeilletteは初めて届きましたが、Maple Topの他のモデルに比べて、良い意味で淡白な印象があります。色気、という点ではMaple Topの楽器の方が良いと思いますが、雰囲気を楽器の音色で埋めることができる力には優れていると思います。

これに限らず、Joe Veilletteの製作する楽器は、長年のミュージシャンとしての経験と、生粋の楽器製作職人のプライドが合わさった傑作と断言できます。

彼にとっては、普通にAcoustic/Electric楽器を製作している、という感覚ではなく、そういう狭い枠組みではなく、もっと広い視野から楽器を製作しているのでしょう。

FINGERBOARD	Ebony (Fretless)
BODY	Spruce Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Charcoal)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse

アコースティックとエレクトリックの融合を目指した楽器は、現在、古今東西数多く存在していますが、中途半端なものが多く、実際に触ってみてもあまり感銘を受けることは少ないのですが、Veilletteの楽器は、その点において大成功している数少ないメーカーであるということは、この楽器を弾けばすぐに分かるでしょう。

演奏に際してストレスを感じないように弦高も低めにセットアップされており、サスティーンも長く、コントラバス等の楽器とおなじように、ビブラートが良くかかるので、微細な感情や気持ちを表現することにはそれほど苦労しないでしょうし、音楽家の為の１本という感じがします。

また、34″ Scaleを採用しながらも、Low-B弦からG弦までどこを弾いてもムラの無いバランスの良さも楽器製作歴３０年以上を誇るJoe Veillette氏の卓越した技術の賜物だと思います。

FINGERBOARD	Pau Ferro (Fretless)
BODY	Quilted Maple Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin (Deep Red)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse

良質のBaritone Guitarと言えばVeilletteというほど、その名を知られている楽器です。私の考える良いミュージシャンの条件の一つに、一人だけで演奏していても雰囲気がある、というものがありますが、この楽器自体そういう要素を多分に持っていると感じます。

コードを弾いても、単音でソロをとっても、重厚な美しいサウンドを生み出し、この楽器１本でアンサンブルが十分に成立しうるものです。

最近、世界的に注目を集めているルーツミュージックにはもちろん、他の幅広い種類の音楽でも十分に使えると感じられるのは、この楽器の持っている内面の深さや、楽器自体の力によるところでしょう。

またアコースティック楽器でありながら、その良さを余すところ無く活かせる、ハウリングとは無縁の高品質のエレクトロニクスも大きな特長です。

NECK	1pc. Hardrock Maple
SCALE	26.1″
FINGERBOARD	Wenge
BODY	Quilted Maple Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin
PICKUPS	Veillette Original

Acoustic/Electric Bassの楽器としてアメリカで非常に高い評価を得ているVeilletteのMark IVです。

コントラバスとエレクトリックベースの融合を目指した、と謳っている楽器の中には中途半端にどっち付かずになっているものも少なくありませんが、30年以上楽器を作り続け、またミュージシャンとしても経験豊富なJoe Veilletteの手により、それらとは比較にならない、明確なコンセプトが感じられる楽器になっています。

この種類の楽器の中には、アコースティックのニュアンスが強すぎて、小編成のバンドではその良さが生きるものの、大編成のアンサンブルでは全く聴こえない、というものもありますが、このMark IV 4-String Bassは、マグネットピックアップの存在もあり、多岐に渡る音楽ジャンルでその良さを発揮してくれるでしょう。

また、とても丁寧に製作されていることが良く分かる、作りの良さに起因するあたたかさも、弾いていて気持ちのよい理由の一つです。

NECK	1pc. Hardrock Maple
SCALE	34″
FINGERBOARD	Pau Ferro (Fretless)
BODY	Flame Maple Top & Poplar Back
FINISH	Hand Rubbed Satin
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo

Veillette独特の色であるSmokeが大変に渋く、雰囲気を醸し出しています。

製作者の自信をそのまま投影したかのような、相変わらずの堂々とした力強いトーンに加え、微細で琴線に触れる味が大変魅力的な楽器です。

楽器の検品時にはトラスロッドのチェックも行わせていただいておりますが、その中でネックの状態に合わせて弦高も究極的なローアクションから、やや高めまでいろいろ試してみましたところ、その変わる表情に大変驚かさせられました。

このことは、この楽器がそれぞれの弾き手にとってベストな１本となる高い可能性を秘めているものと言えますし、またエレクトリック、ダブルベースのどちらのプレイヤーにも強くアピールできる要因の一つとなっています。

FINGERBOARD	Morado
BODY	Figured Maple & Poplar Back (Black Binding)
FINISH	Hand Rubbed Satin (Smoke)
PICKUPS	Citron Magnetic & Veillette Original Piezo
PREAMP	D-TAR Eclipse