Brubaker Guitarsは、制作者Kevin Brubakerの独創的なセンスに基づき、楽器店で購入した直後の現場でも使用できる、実践的な楽器の製作に主眼をおいている工房です。
1990年からBrubaker Guitarsとして楽器製作を開始しつつも、広告宣伝を一切行わないというビジネスを展開していましたが、その楽器のクオリティの高さや、現場において、音楽的に使用できることなどが評判になり、口伝えで多くの演奏家に知られるようになっていきました。
Brubakerは、仕上げの丁寧さやコンストラクションの精緻さにおいては右に並ぶものが無いほど高いものですが、それらは工業製品的なものではなく、徹底的にハンドクラフトにこだわった楽器特有の”あたたかみ”と”しなやかさ”を内包したものになっています。
ハンドメイドとオリジナリティ、そして丁寧さ。楽器製作の過程において、Brubakerは、これらに特にこだわりをもっています。例えば、楽器製作にはたくさんの道具や工具が必要になりますが、それらの大半は自らの手で生み出したものであり、オリジナリティと精度を持った楽器の製作に貢献しています。
2003年に工房はおろかテンプレートも含む機材一式を火災で失うという不運に見舞われましたが、にもかかわらず、灰燼からよみがえる不死鳥のごとく復活をとげることができたのは、彼の楽器製作に対する情熱の炎の強さ故のものでしょう。
Brubakerの楽器で、表面的なもので他に目を惹くポイントは、”世界最高の腕を誇る”と評されるフィニッシュの美しさ、また独創的な色使いでしょう。塗装に関しては、大きなメーカーでも外注に頼っている場合も少なくないと思いますが、塗装にこだわりのある、他のSLEEK ELITEで扱わせていただいている工房同様、自らの手で納得のいくものに仕上げることに固執しています。これも、他のギターメーカーでは考えつかないオリジナルの洗練されたフィニッシュを生み出す一つの要因でしょう。
ハイエンド楽器の良いところは、それぞれのビルダーの望む理想が、楽器という形として具現化しているところですが、Brubakerは、一見、突出した個性を与えていないように感じられるものの、実はKevinの強い主張が深い所に存在し、それが楽器の多様性に繋がっているということが大きな特徴であり、現場に於ける強力な武器となります。
例えば、ピックアップひとつをとっても、多様な”使える”音色を生み出すことができ、この楽器が数多くのプレイヤーの使用を想定し、また各人の好み差異を受け止めることができるように設計されていることが良く分かります。
それら全ての要素が楽器の”個性”と融合し、数多くのプレイヤーに安心感と信頼を与える”使いやさ”を持つに至っています。
Brubakerは、”Versatile = 多様性”に優れた、１本で全てをこなしたいプレイヤーにとって最良の選択肢となる楽器です。
Experience the quality of Brubaker guitars