第一印象としては、とてつもなく完成された楽器という感じを受けます。
高域は歌い、美しい叙情的であり、琴線への訴求力に溢れる一方、低域はもちろん全域に渡り、ベースという楽器がアンサンブルにおいて担うべき役割を果たす為に必要な要素を全て備えています。
Ken SmithのBolt-on Seriesは、Neck-thruと比較すると、少し弦高を高めに設定することで最適な結果が得られるような構造になっていますが、こちら側のリクエストでより低い弦高を伴うセットアップも受容できるようになっており、より多くのプレイヤーにとって、確立したコンセプトを知る機会を創出するものとなり、楽器と音楽に対する弾き手の裁量を幾重にも増しています。
アンサンブルにおいて、ここまでの自由を感じさせてくれる楽器はそう多くはないでしょうし、工房設立以来、30年を経過して尚、高みを目指そうとしているKen Smithの強い意識を感じます。
NECK | 3pc. Aged Hardrock Maple |
FINGERBOARD | Morado with M.O.P. Side Dots |
BODY WINGS | Virginia Walnut Top & Back (3pc.) |
BODY CORE | Tiger Maple |
FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |