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こういう楽器が、普通に存在していること自体すごいことなのですが、しかし、事実でもあります。

良質の材料を使用していてもそれは、すぐには分からないこともあります、しかし、それは真に優れた、何年も安心して弾くことのできる主たる要因に確実に成り、トーンの良さはもちろん、弾き手にとってのクオリティーを充実させるものとなり、それは時間が経てばたつほど、大きな差となって必ず表れます。

Ken Smithのフィニッシュの美しさには、唸らさせられるものがありますが、オイルフィニッシュひとつとっても、NYで活躍していたアンティーク家具の塗装を行っていた職人の技術が最大限発揮されており、それを一例として、まさに少数精鋭と呼べるスタッフ達が一つの目的に対して一切の妥協を持たずに突き進んでいる結果、こういう楽器になっているのではないかと思います(先日3年ぶりに工房を訪ねましたが、スタッフの顔ぶれはもちろん全く同じでしたし、そのほとんどは9年前から知っている安心できる面々でした)。

楽器として、あるべき形を徹底的に追い求め、実際に形とし得た、究極の姿の一つがKen Smithです。

NECK 5pc. Aged Hardrock Maple & Shudua w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots
BODY WINGS 4A Crotch Walnut Top & Back (5pc.)
BODY CORE Tiger Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups