Jazz Bassのトーンが出ないことを除けば、一切の文句のつけようのない最高の楽器です。
間違いが無い、という言葉が当てはまるKen Smithはたくさんありますが、このMacassar EbonyとMahoganyの組み合わせもその代表格であり、結果、この5EGも安心の集合体のような楽器になっています。
例えばスケールが長い方がLow-Bのイントネーションは向上するとみる向きもあり、実際、それは大きな存在感となりえることもあり、ベースという楽器単体で考えて場合、間違いではないのかもしれませんが、アンサンブルや音楽全体で考えた位置づけでは、正解と言えなくなることも多いように感じます。
楽器、特にベースの役割は、楽曲を殺す為に存在しているのではなく、あくまで、そのボトムを支え、正しい方向に導くことが重要であるわけですが、この5EG、ひいてはKen Smithからは特にその重要性を強く感じます。
先日のSly & the Family Stoneの日本公演でPate Yatesが聞かせてくれたように、ベースという楽器は、それ単体で成立させてしまうのではなく、全体の中ではじめて完成されるべきものでしょう。
近年、そういう概念は無視されているような風潮もありますが、良い楽器というものは常にその原点に立ち返らせてくれ、初心を思い起こさせてくれるものなのです。
NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Shedua w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots |
BODY WINGS | Macassar Ebony Top & Walnut Back (5pc.) |
BODY CORE | African Mahogany |
FINISH | Hand Rubbed High Gloss Catalyzed Lacquer over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |