#590 BT5TNV-CM

プレイアビリティーの高さでは、BSRやFusion Shapeに一歩譲るものの、そのポイントを補ってあまりあるメリットが付加されているのがBT ShapeのKen Smithです。

ボディのデザインは音色に間違いなく何らかの影響を与えますが、特にこのBTにおいては、アコースティックの響きの差異だけでもわかるように、音に特徴的な厚みが加わっています。

もちろんプレイアビリティーに言及したとは言え、BSRやFusion Shapeが弾きやすすぎるというだけで、ストラップの長さを長めに設定することや、Ken Smithは、4弦ベースのE弦のように使えるLow-B弦を持っている楽器ですから、そのあたりを考えればあまり問題になることはないかもしれません。

このBT5は、5弦ですのでもちろんそのものではありませんが、木目の感じなど、以前リアルタイムではないものの、Chick Corea Electric Bandを初めて見た時の衝撃を彷彿とさせるものとなっています。

完璧な楽器であるBSR Black Tigerにさらに+αのあるこのBT5には、多弦楽器の先駆者であり、多くの職人としてのミュージシャンを支えてきたKen Smithの歴史を感じさせ、ここから多くのものが生まれてきた原点のようなものを感じます。

完璧なトーンを持つ5弦、熟慮を重ねた末に生まれてきたコンセプト、パイオニアでありながら、一見真似されているようで実は他の追随を許していない、’ハイエンド=良くて当たり前’という厳しい定義づけが為されている存在の中でも、一生寄り添って行ける楽器です。

NECK 5pc. Aged Hardrock Maple & Shedua w/ Graphite Inlaid Bars
FINGERBOARD Macassar Ebony with M.O.P. TOP & Side Dots
BODY WINGS AAAA+ Crotch Walnut Top & Back (5pc.)
BODY CORE Highly Figured Tiger Maple
FINISH Classic Hand Rubbed Dutch Varnish
over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce)
HARDWARE Gold
ELECTRONICS Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit
& Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups