Avodire’ TopのKen Smithは初めて弾くものでしたので、今回の入荷分でもっとも楽しみにしていた楽器です。
Low Midという帯域に本能的に気持ち良さを感じる事が出来るかどうかは、良い楽器としての判断の目安の1つになると思いますが、その点においてはもちろん、”Imbuia、Bubinga、Shedua等と並びKen Smithの製作する楽器の中でも使用頻度の少ない=乾燥期間が非常に長いTonewoodは、確実に素晴らしい楽器になり得るという予想”を遥かに上回る素晴らしさを持っている楽器になっていました。
Walnut Core特有の全域に渡り直線的かつ均質に響く感覚を、Avodire’のMapleのブライトさとMahoganyの柔らかさの中間に位置するキャラクターが包み込んでおり、強すぎずに確実に生き残るという音楽的な中域を結果として生成しています。
Korinaの楽器に感じるような巨大でアコースティックな響きがあるのと同時に、ダイナミクスの加減を非常にスムースかつ、自然に行えるため、例えば5つしかメモリの無いコントロールを倍の10へと拡張したような幅広い表現を可能にしています。
弾力のあるトーンキャラクターが際立ち、スラップも絶品な、新しい楽器であるとはよもや誰も思わないであろう、そういう質感に溢れる19mm Wide PitchのGNです。
NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Bubinga w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots |
BODY WINGS | Figured Avodire’ Top & Back (3pc.) |
BODY CORE | Virginia Walnut |
FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |