Neck-thru構造であり、そこに使われている材も異なりますが、響き方は以前所有していた63年のJazz Bassに限りなく近いものを持っているという、生まれながらにして50年程前の楽器の感覚を持つ不思議な1本です。
Alleva-Coppoloという楽器は、Vintageの持つ魅力が、時間の経過によって生じたものか、それとも生来備わっていたかという議論に終止符を打ちましたが、ある意味このBlack Tiger Eliteも同じような存在であると言えます。
実際の音の立ち上がりの速さは素晴らしいものですが、感覚的にも共通しており、指と弦、ピックアップとアンプ、全てが1つのものとして機能する、それぞれを一元化する力を持った楽器です。
このBSR4TNEを弾いてみると、見た目の美しさはもちろん文句無しですが、同時に、Ken Smith工房が、やはり”音の良さ”をまず最優先の課題としているメーカーであるという事実に強い意志と大きなこだわりを感じさせられます。
エレクトリックベースにとって必要な要素だけでなく、+αのある弾き手と聴き手を飽きさせない音楽的なMarvelous Musical Instrumentsです。
NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Shedua w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Macassar Ebony with M.O.P. Side Dots |
BODY WINGS | AAAAA Crotch Walnut Top & Back (7pc.) |
BODY CORE | Highly Figured Tiger Maple |
FINISH | Hand Rubbed High Gloss Catalyzed Lacquer over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel/Tap Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |