Ken Smithで使用されている、長い時間による自然乾燥を経たTonewoodの中には決定的な良さを持つものが少なくありませんが、このBubingaもそのトップに位置するものと評しても決して言い過ぎではないと思います。
楽器の地力の強さがあればあるほど、組み合わせるアンプや、EQの加減による影響を良い意味で受けにくいと思いますが、このBubingaを使用したKen Smithは、特にその傾向が強く、どんな状況やどういう使い方をしても、この楽器にしかない癖や良さを維持してくれます。
Low Midから低域まで強力な太さがありますが、分厚いアンサンブルでも決してまわってしまう事がないのは、やはりこのBubingaの特性によるものでしょうし、程よい粗さが上品になりすぎずに非常に多岐にわたる音楽ジャンルでの使用を可能にしていると思います。
この楽器は19mm Wide Pitchの為、通常のKen Smithより大きいように見えますし、実際にそうであるのですが、バランスの良さや、優れた加工によるネックのグリップにより 時として、通常の18mm仕様の楽器よりも弾きやすいとすら感じることがあるのも、自身現役の演奏家であり、弾き手の為の楽器を真摯な態度で製作しているKen Smithならではだと思います。
また個人的には、スラップのやりやすさや、その音色に特筆するものがあると感じます。
NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Morado w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Quatersawn Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots |
BODY WINGS | Bubinga Top & Back w/ Purpleheart Veneers |
BODY CORE | Bolivian Mahogany |
HEEL CAP | Quilted Maple |
FINISH | Hand Rubbed High Gloss Catalyzed Lacquer over Stradivari Gold Oil |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit and Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |