SheduaとMahoganyによる組み合わせは、それほど馴染みが無いかもしれませんが、Ken Smithの数ある組み合わせの中でも、常に満点を与える事の出来るトーンを持った楽器となる素晴らしい組み合わせの一つです。
Sheduaの音色は、Walnutに近い傾向をもっているものの、重量のある材特有の基音が増した感じがあり、安定した中低域という意味では、より優れていると言えるでしょうし、厳選されたAfrican Mahoganyによってその長所はさらに引き出され、楽器自体のバランスも最適なものとなります。
弦とボディとネック、それぞれを通じて弾き込まれた楽器のような柔らかさが、チェックに要するわずかな時間においてさえ増していくように感じたのは、このBB5GNに使用されているSheduaが、Ken Smithが現在の工房に移る前よりストックしていたもの、つまり10年以上もの乾燥期間を与えられているということは、その大きな要因の一つだと思います。
Tone Woodに対する世界屈指の造詣、自身の求める正解に対する揺るぎない姿勢、時間の経過のみによって得られる最良の材料、それらのどれか一つが欠けてもこのような楽器を生み出す事は不可能です。
NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Bubinga w/ Graphite Inlaid Bars |
FINGERBOARD | Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots |
BODY WINGS | Shedua Top & Back (5pc.) |
BODY CORE | African Mahogany |
FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Gold |
ELECTRONICS | Series/Parallel/Tap Switches with Smith B.M.T. 3 Band EQ Circuit & Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |