1985年製のKen Smithです。 Ken Smithが現在のペンシルバニアに拠点を移してからすぐに製作された楽器です。
材の組み合わせを考えますと、Black Tigerの元祖のような楽器で、Top & Back材のWalnutの使用方法や、ボディとネックの構造等現在のスミスでもかわらずに採用されているアイディアもたくさんあり、Ken Smithという楽器が初期のころから現在にいたるまで根本的には何も変わっておらず、それによって、Ken Smithが、最初からいかに完成度の高い楽器を世に送り出していたかを証明している楽器です。
現在世の中には新しい楽器がたくさん生み出されていますが、その中で、例えば現在でも第一線で活躍しているヴァイオリンや、チェロ、コントラバスのように、製作されてから何十年や、それこそ百年単位で弾くことの出来る楽器がどれほどあるかは分かりません。
Ken Smith曰く、”他のメーカーのものは分からないが、自分の製作する楽器はそれらと同等の間同じ姿を維持できるように考えて作っている”、とのことですが、まさにそれを感じさせてくれる楽器です。購入してから数年のみ良い状態で弾くことのできる楽器ではなく、生涯をともに出来る楽器を製作しているのがKen Smithです。
NECK | 5pc. Aged Hardrock Maple & Morado |
FINGERBOARD | Macassar Ebony with M.O.P. Top & Side Dots |
BODY WINGS | Walnut Top & Back (3pc.) |
BODY CORE | Figured Maple |
FINISH | Classic Hand Rubbed Dutch Varnish over Stradivari Gold Oil (Ken’s Secret Sauce) |
HARDWARE | Chrome |
ELECTRONICS | Smith Custom Passive Circuit and Smith Custom Bass Hambucking Soapbar Pickups |