#149 Modern 5

Mark IVと異なったコンセプトを持ちながらも、Veilletteの片翼を担っていることで高い評価を受けているSingle Cut SeriesのModern 5です。

ヴィンテージの良い楽器を弾かれた方は経験があるかと存じますが、この楽器も同じように、ボディはもちろん、ネックの裏からも音が聴こえてきます。

その為ネックを通じて左手でしっかり”今、自分がどの音を弾いているのか”がはっきり感じられます。

究極的に突き詰められたセットアップによるセッティングである、低弦高で生み出されるバズは、決して不要と感じるようなものではなく、色気や音楽的スパイスとして効果的に機能し、しっかりしたファンダメンタルを持つサウンドに繋がっていると思います。

このModernは、Martin Keithのアイディアによるところが大きい楽器だと思いますが、1pc. Neckや、使用材の選択など、鋭いポイントをついている秀逸なセンスには驚かさせられます。

FINGERBOARD Wenge
BODY Flame Maple Top & Poplar Back
FINISH Hand Rubbed Satin (Deep Red)
PICKUPS Citron Magnetic
PREAMP Bartolini NTBT